畑便り

数年前からわが社の事務所には夜になると訪ねてくるお客さんがいる
隣のマンゴ－ハウスの木の下あたりに棲家していると思われる亀である。
夜の遅い時間、飲み屋の帰りに事務所に行くとドアの前で確実に待っていてくれる。
ノ－テイ－ガ、ニュウカリャ－、ウワ－（宮古方言、どうしてあなたは遅いの）とでも言いたげです。
我が家で飼っている犬の餌を亀に与えると首を長く出して食べてくれる。
彼（彼女）が現れない夜はどうしたのだろうととても気になる。
長年付き合うと気心が通じ合うようでとても可愛く思えてくる。わが社に福をもたらす存在としてこれからも毎晩訪ねてくれることを願うものである。